カフス

洋服の袖部分に付けられるバンドのような布のこと。袖先を止め汚れ防止の役目と袖口の飾りの役目を兼ねる。カフスは必ず両袖にあるので、カフの複数形で呼ばれる。

カラーデザインの影響が大きく、カラーが顔を美しく見せる役目があるように、カフスは手をきれいに見せる表現手法として役立ってきた。

カフスデザインが著しく発達したのは14世紀のルイ王朝時代、男女ともゴージャスにレースや刺繍で飾ったり、プリーツを駆使したり、とカラーもカフスも華やかだった。

19世紀以降は機能美に徹する傾向にあるが、メンズライクでは遊び心を表現できる数少ない部分でもあり、デザインバリエーションは幅広く、シングルカフス、ダブルカフス、アジャスタブルカフスなどさまざま。

取り外し可能な「コンバーチブルカフス」は代表的で、布地はカラーにそろえることが多く、留めが自在でボタンやピンで演出できる。

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