カブリオレ

ルイ16世(在位1774~1792年)の時代に流行した折りたたみ式の大きなフードのような婦人帽。英語でカラッシュともいう。

カブリオレは、もともと幌付きの一頭立て二輪馬車のことで、そうした馬車の幌を思わせるところからこの名称が生まれた。

ロココ時代特有の高く結った髪の形が崩れないように、帽子そのものが高くなり幌の蛇腹のように折りたためるようになっているのが大きな特徴。

タフタ(ごく細くよこ畝のある、絹や化合繊の平織者)などの薄い布地をシャーリング(布地を間隔をおいて何本か縫い縮め立体的な美しい波状のひだを出す)したものが使われた。

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