パンティストッキング

パンティストッキングは、左右2本のストッキングとパンティとを一続きに編んだタイツ状のもの。略した名称「パンスト」が有名。

同義語にパンティホーズ(パンティホース)、フランス語でコランという。ガーターを必要としない(靴下を吊る必要がない)ので、太股がすっきりして、ウェル(靴下の上部の折り返し部分)が見える心配がない。

古くから舞台衣装、体操着として利用されてきたが、1960年代後半にミニスカートが流行した時に、一般の服装として普及した。

以降ガーターの要らない便利さと、軽さ、スマートさ、温かさなどが喜ばれ定着した。パンティストッキングは編み機の針数が400本前後のものを使い、各種ナイロン加工糸を用いる。

プレーンな編み地のものの他メッシュなど各種の変化編みのものもあり、色も一般的な茶系や、色物、柄物、レース状のものなど多い。

また、パンティ部にガードル機能を持たせたり、サポート力(保整力)を強化したものもある。下着であるパンティと靴下であるストッキングが一体化した現代的な衣類で、厚手のものは、日本ではタイツと呼びかえることが多い。

米国では[Pantyhose]、英国では[Tights] と表記する。素材は、ナイロンとポリウレタンの混合でナイロンは透明性と染色性、ポリウレタンは伸縮性の機能を備えている。

主な用途は、防寒性とファッション性で、体型補正やむくみ防止、脚の下肢静脈瘤治療の効果なども注目されている。最近は伝線しにくい物も多いが、伝線時のスペアを携える人もいる。

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