下級海員の防寒上着としてオランダで発祥した厚めの羽織物で、英米ではピージャケットと呼ばれる。
15世紀のオランダの漁夫、水兵などが着ていた荒い厚手の毛織物の防寒用上着に由来し、オランダでは「ピイヤッケル(粗い毛織物)」と呼ぶ。
各国の水平、船員に取り入れられるようになり、米国では18世紀に海軍が改良して採用し、水兵に支給したもの。
基本的なスタイルはダブルの前打ち合わせ、前身頃の中央付近に縦に切り込んだポケット、比較的幅広のノッチドカラー(刻み目のある襟)、太股辺りまでの丈、色は濃いブルーなどが特徴。
防寒性と保温効果に優れ、シャツやセーターの上に直接羽織るために、細身に作られている。
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