軽くて柔らかい紡毛織物(毛羽の多い紡毛糸を使って織った毛織物)で、たて、よこ糸とも紡毛糸を使い、平織や綾織で縮充を施し、毛羽を押さえたものをいうフランネルの略称。
梳毛糸で織ったものは梳毛フラノという。綿織物の場合はコットンフランネル、あるいは綿ネルといい、甘撚り(その糸に適した標準的な撚り数よりも少ない撚り)のよこ糸を打ち込んで、片面または両面起毛を施して、柔軟なものをいう。
フランネルという名は、イギリスのウエールズ地方の言葉で[gwlanen](ウールのような)からきたものだ。
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