フリンジ

糸房状の縁飾りで布端の糸や紐を束ねたりかがったりしたもの。飾りだけでなく、布の端の処理をする目的もある。

ラテン語のフィムブリアが語源で、フィルム(線条)から発展したフィルウム(糸、繊維、線維)と深い関わりがある。

古代オリエント時代からすでに登場していて、当時は房が多いほど身分が高い証だった。現代では、マフラーやテーブルクロスなどによく使われている。

生地の織り糸を数本ずつ結び、房にしたもので、その目的は布の縁の処理。端の糸を結ぶことにより、布のほつれを防いでいる。

こうしたフリンジ端仕上げを施したものは、手間がかかることから、高価になる。現在では、装飾用として、別の糸をつける場合が多い。

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